僕たち人間はどこまで愚かなのだろう……。
僕たち人間に希望はあるのだろうか……。
もし希望があるのだとしたら、それは『愛』であり、
その『愛』が今という時代を救うのではないだろうか?
ある星の片隅 戦時下によって引き裂かれた男女の純粋な想いを
手紙のやり取りによって描きます。
そこには世界を破壊する者たち以上に、
自身の命をかけて『人にとって大切な何か』を伝え、
この世界を守ろうとする者たちもいます。
愛する女の国へと攻めざるを得なくなった男、
愛する男の国から攻められる女、
すべてのネットが遮断された世界の中で、
二人の心を手紙で繋ごうと走り続ける者たち。
この物語には、
僕たち人間への『願い』が詰まっています。